020/100 チャーリー・ブラウン なぜなんだい?

チャーリー・ブラウンなぜなんだい? ともだちがおもい病気になったとき

チャーリー・ブラウンなぜなんだい? ともだちがおもい病気になったとき

いろいろ思うところあって、再読。深刻な病気に侵されてしまった友達を大事に思う気持ちと、周囲(クラスメイトや、いじめっ子や、家族でさえ!)の無理解との間に挟まれて、ライナスが思わずチャーリーにこぼしたことばがタイトルになった絵本。これ以上の問いかけは、ない。

いまの仕事はたくさんの人と継続的に接する仕事だから、いろんな人がいるわけで。自分の力だけではどうにもできない重荷を持っている人だって、それなりにいる。それに対して「このように接するべきだ」と正しいことをいうのはたやすいのだけど(ま、そんな本もたくさんある)それだけでうまくやれるわけではない、と思う。残念ながら。

結局は自分の身にひきつけて相手を想うことができるか、という想像力の問題なのだろ。その手助けになるんじゃないかな、という本です。ライナスの立場でも、ジャニスの立場でも。