Golden Session vol.3 at 代官山UNIT

little tempo, bonobos, オープニングアクトにeskargot miles。DJのジャングロック(って言ってた気がする)まで含めてパーフェクトな夜でした。bonobosいっぺん見とくかなあ、くらいの軽い気持ちで行ったのに、完璧にノックアウトされました。たまらん。

opening actはThe Eskargot Miles。全員近所のにーちゃんみたいなスカバンド。音自体もあんまりギラギラしてなくて、ぽかぽかと陽気な感じでした。「この後も詰まっておりますので、あと2曲で失礼したいと思います!」という誠実なMCにハートをわしづかみにされてしまった。7inchでリリースしたていう曲がとてもよかったのと、マリオのカバーをやってるらしいので、これは買いだわー。

続いてリトルテンポ。ライヴで見るのは初めてで、スティールパン使いなのは知っていたからふんわりのんびり優しい音なのかと思ったら!ら!特に激しいビートで客を煽るようなバンドではないのに、しょっぱなからテンションあがるあがる。いいようのないこの多幸感はなんでしょう。

「曲知ってる」とか「歌詞がいい」とか「メロディがいい」とか、そういうものを全部ぶっとばすオンガクのちからにすっかりやられてしまいました。もう踊らずにはいられない。よくよく見ればかたっぽのスティールパンがトラブってたりもしたのだけど、それでステージのテンションがかわるような事もなく。場数を踏んだおっさんたちは強いわー。あまりに楽し過ぎて、曲間にみんなでハイタッチして「もう、なにこれー!」て騒ぐっくらいしかできない。ああいう音を天井の高いハコで聴くのはこの上ないしあわせ。最高でした。ああ。

そしてbonobos。リトテンであんなに楽しんだのに、さらに楽しい事がつづく幸せ。bonobosはずっと好きでふと口をついて出るくらいにCDを聴いてるのに、ライヴを見るのははじめて(メンバーが何人かさえあやしかった)。ひさびさに 「ライヴで裏切られる」感をたっぷり味わいました。ライヴはなまもの。ライヴは化けもの。

Night apes walkingとFloatingがあんなにダークで汚れたかんじになるなんて。新曲があんなにそこぬけに優しくてにやにやしちゃうラヴソングだなんて(drifter / キリンジ をなんとなく思い出した)。そしてどんどんぱ!ことサンキューフォーザミュージックがあんなにも笑顔満開の曲だなんて!手拍子2拍→ダブルピースでばんざい!

はじめて聴いた時から心拍数の上がる曲だったけど、フロア全部のダブルピースに囲まれて声を張り上げてうたうと、もうどうしたらいいかわからないくらいのしあわせ。しかも歌ってる内容が「サンキューフォーザミュージック」なんてさあ、ちょっとずるいよ。

いつまでも終わらなきゃいいのに!客出しのDJにも手を振って「あと1曲!」なんてリクエストして踊るだけ踊ってUNITを出る。帰りの電車もあっという間で,雨に濡れて家に着いてお風呂入ったらもう足がガッタガタなことに気づく。二の腕とふくらはぎをマッサージして寝る。一日まとめてホントにしあわせ。チケットお譲りくださってほんとうにありがとう!