Zoe's apollo crush!! at Yokohama Club 24

huili2006-10-06


学校も早じまいするほどの嵐のなか(おかげで何の気兼ねもなく早く出られた!)24へ。オープンもスタートもぴったり1時間押しという残酷な段取りでスタート。ずっとHALの曲が流れていたので、懐かしく耳を傾けていた。

HALのライヴは怖かったんだ、そういえば。心地よくてあったかくて優しいだけがオンガクじゃなくて、怒りとか苦しさとか狂気みたいなもんを目の前に突きつけられるような、それでも目を離せないよなオンガクも世の中にはある。第1部のステージには特にそれを感じた。halちゃんは昔どおり曲の合間にはうだうだとしゃべって呑んでるのに。ステージの上には変わるがわる彼女の親友が現れて楽しそうではあるのだけど。なんだか怖かった、なあ。

続くのはzoeが最後に在籍したRaFF-CuSS。名前はよく聞いていたんだけど、こんな音だったのか。えらくストレートなことばと、ちょいと懐かしくさえ聞こえる90年代UKロックまっしぐらなサウンド。メンバが休養中のために最近はアコースティック編成が多いらしく。ひさびさにバンド編成で演れて楽しそうったらない。3曲目が好きだったけどタイトル失念。くあー。

そしてもいちどHAL登場。後期のオリジナルメンバ、zoeのアンプとギターを弾くのは石田氏。しょっぱなからアンプが不機嫌で「きっとzoeがやきもちやいてるんだ」なんてhalちゃんがいう。さっきはあんなに怖かったのに、今度のHALはとても優しく聞こえる。選曲の意図もあるのだろうけど、この清濁併せ持つしなやかさがHALの魅力なのだろな。DRIVE YR AIRPLANE → PYRAMID OF VENUS のエンディングは真っ白な照明と相まって、神々しささえ感じるくらいだった。とくにdriveはワタクシが初めて聞いたHALの曲(Music Pilotで!)なので、思い入れもひとしお。石田氏のギターで聴き納めになるとは思ってもみなかった。

アンコールはSunday Morning Blue/佐野元春。「世界はこのまま変わらない 君がいなければ」というフレーズがあまりにも効いた。halちゃんの目線の先には大きなzoeの写真。つぶやくように最後のフレーズを歌って、そのままステージを去る。うん、いいイベントでした。ありがとう、zoe。

知った顔に一通りあいさつをして、会場を出たらもう日付を軽く回ってる。ぎゃー!開場が押したとしても、押し過ぎです!会場が横浜だからって油断しすぎました。雨もひどいのでタクって帰る。ひーん。