ニューヨーク・バーク・コレクション

huili2006-02-03


まずはプラド展に行ってそのあと銀座に出て映画を見ましょう、と優雅な午前中の予定を立てて上野。いざ上野公園に着いたら「あ、バーク展もやってるのかあ」と迷い出す。さんざ葛藤をしてバーク展を選んだのだけど、行き先は(たぶん)同じ東京都美術館。あれ?よくよく見るとプラド展は3月下旬から!ちゃんと9:00オープンだね、って事前にweb見て調べたのに!プラドの前枠がなんか妙な展示じゃなくて本当に良かったね、と胸をなで下ろしつつ入場。

「日本の美 三千年の輝き」てタイトルの通り、縄文土器からスタート。個人蔵の縄文土器ってアリなのか…。音声ガイドも借りてがっつり観る。特定の作家とか時代ではなくて、あるひとつの基準で集められたコレクションを観るのは初めてなので(そんな機会はそうそうない)楽しかったー。無名の作家でもすごく素敵な作品はあるし、コレクタ魂恐るべし!とうなりを上げてばかり。

とりあえず欲しいのは麦畑を描いた屏風と、落書きみたいな源氏物語絵巻と、半立体彫りの飛天と、ラピュタみたいに島が浮き立って見える水墨画と、ターコイズブルーが鮮やかな玉川絵巻(出展リストくらいもらってこいよ…)。月下白梅図は本当に美しいのだけど、暗がりに浮かび上がる梅の白が少し怖い、というところで一致。

気が付けば二時間ちかく経っていて、行くつもりだった映画の開始時間もとっくに過ぎてた。ここまでしっかり観ていられる展示は久しぶりだったので嬉しい。入ったときはガラガラだったのに、出てくる頃にはすごい人。平日午前なのにすごいねー。

映画をつぶしてしまったのでゆっくりランチ(おなかが空いてるときに石焼ピビンパは頼まないこと。空腹と猫舌の壮絶なるバトルが!)。ちょっと遅刻気味に仕事に向かう氏と別れて、渋谷をぶらぶら。平日だって週末だってこの街はあんまり変わらないなー。探し物をひとつ、心当たりをいくつか巡る。結局気に添うものは見つからず。イメージのはっきりした探し物は面倒だなあ。じゃ、作るか、ともいかないレベルのものなのがまた惜しい。

予定より早く横浜に戻って探し物の続き。そごうで目星だけつけて今日は終了。ちぇー。日も暮れ始めた頃に、朝から頑張る事務ズ&広報常任のために桜餅を15個ばかり買い込んで学校へ。明日の試験の出願が今夜締切なので、それを待って明日の仕込みをば。事務ズは疲労困憊だったらしく、桜餅を出した途端ちからいっぱい抱擁された(ちょうど甘いものが食べたかったらしい)。20:30までかかってばっちり準備して帰る。さ、明日で最後だー!