鎌倉詣

huili2006-01-07


そろそろ初詣の人も減ったかと思い鎌倉へゆくことにする。鎌倉駅で待ち合わせ。横須賀線遅延のためちょいと遅刻、とメールをしたらどうも一本うしろの電車(遅刻コース)に乗っているようなので、戸塚で電車を降りて待ち伏せ。このへんか、とアタリをつけたところの隣車両にて発見。「お客様、切符を拝見します」くらい言えばよかったか。

予想に反して鎌倉はひどい人混み。ひさびさにお日様がしっかり出ていたので、北風は吹けど気分的には温かい。とりあえず腹ごしらえ、とディモンシュヘ。いつも外で待つ人がいるくらいだったのですっかりご無沙汰。ちょうどエアポケットな時間だったようで、待たずに入れた。例によってふわふわのオムをいただく。写真撮ったら後光が差したよ!

銭洗弁財天佐助稲荷八雲神社 と左回りにぐるりお散歩。
うしろふたつは人は居れどもひっそり閑としていたけど、銭洗弁財天の活気といったらない(笑)。おとなもこどももざぶざぶお札を洗っておりました。「線香で乾かさないでください」って書いてあるのにぱたぱたしてるし。御利益逃げるわよ!

メモ:神社は一定の周期(20年とか30年)でご神体を遷座して建物を建て替えるのだけど、その意味するところは建築の技術を受け継いでいくためである、と。そもそも降りてきた神様を迎えるための建物なので、古いものだと基礎を打ったりもしないらしい(さらに補足)。寺院建築にはそういう発想はない。なるほど。

小町通りも人で溢れているので、ひと辻それて鏑木清方記念美術館へ。晩年に住まっていた家を改築してそのまま美術館にしたもの。展示室はひとつだけで小さいけど、感じのいい空間。気が付いたら小一時間ばかり経っていた。

夕闇のなかを八幡様へ。お詣りをすませて振り向くと、ちょうど海から空にグラデーションがかかってるところ。参道にずうっと提灯が下がっているので、海間近の消失点まで灯りがともっているのが綺麗。街の灯りがない時代はこれ以上の眺めだったろうなあ(といつも思う。見ることは適わないんだけどね)。

すっかり冷えた体をミルクティであっためて帰路につく。バーゲンも終わっちゃうなあ、とあちこちのぞいたけど何もひっかからず。お年玉代わり、ともらったプレゼントと揃いで使えそうなものを見つけたのでお買いあげ。ずっとほっぽっていたベッド脇のカーテンもようやく決める。こういうものは無難が一番(かな?)。