ピーター・バラカン×池谷裕二「脳が感動するとき」at 静岡市美術館


(さらさらと漢字書けるんだ、と一瞬驚いたことを懺悔します。だって、ねえ…)

「一度はお話を聞いてみたい」と思っていたひとが、ふたりまとめてしかも音楽の話をしてくれるだなんて。3.7倍の抽選を勝ち抜いて行ってまいりました、静岡市美術館。沼津に寄り道しつつ、東海道線にコトコト揺られて三時間。しずおか長いよ…。

トークの詳しい内容は全力で実況したぶんをまとめたのを見ていただくとして、何に感動したかというと、まったく違うジャンルのプロフェッショナルが、自分の専門性をじゅうぶんに発揮してトークするときのテンポ感に心底しびれた。無茶振りみたいな話の流れでも、きちんと自らの知見に基づいた意見とか参考資料とかエピソードが引き出されて、そこからさらに話題が展開していくスリリングさ。たった90分だったけど、目の回るような充足感のある時間でした。インプットが過剰過ぎて、終演後しばらく無言になるくらいに。

ぽんわりしつつ、しっかりバラカン氏とお話してサインいただいてきた。文庫版と新版並べて出したら「よく持ってましたねえ」と褒められたゼ。「魂のゆくえ」がいかに勉強になったか、というお礼をきちんとできてうれしい。またお話聞ける機会があるといいなあ。

帰りはこだまで一気に品川まで。しんかんせんすごい。はやい。