Rising Sun Rock Festival day1


今年も行ってきました、二年連続三回目のライジングサン。なにぶん遠いけれど、前後の旅も含めていちばんいろんな楽しみ方が出来るフェスだと思うのよね。

今年も札幌のゆかいなチームさんさん(勝手に命名)に混ぜてもらう。荷物のようにジムニーくんに積まれてみたり、キャンプ装備がずいぶん充実してて、すっかり根付いてしまった。ほんとうにお世話になりました。まさかのジェッジTふたりぞろい(会った人すべてに「そのバンド出てないから!」って言われた…)で12:00くらいに会場について、入場までに小一時間。超高速でテントを立てて、ビールで乾杯してフェスの始まり。

Special Others@red star field
あまりにおなかがすいてたので、後ろの方でジンギスカン丼食べつつひっくりかえって見る。至福。終盤のAimsで飛びおきて踊り倒す(現金なヤツといわれても構いませんよ)。pa脇で踊ってたらみんなで輪になって、ステージそっちのけで盛り上がって写真とか撮ってて微笑ましかった。フェスの最初らしいじわじわとした幸福感。

The Boom@red star field
全アオキが泣いた。10代前半の自分に申し訳がたたないくらい楽しんだ。なんていうか「ちょっとブームがすきだった事のある」人にはこたえられない、派手さはないけれどいい曲だけのセット。それでいてラストは誰もが期待する鉄板ソングスで盛り上げて終わる、という。
この場に呼んでもらったこと、20年の活動を支えてくれたことに感謝する言葉にグッと来た。途中で「愛しあってるぜー!」って叫んでて、そうか、きよしろさんの真似じゃなくてきよしろさんへの返答なんだと思ってたら、「24時間の旅」のアウトロで2センテンスだけ歌って鳥肌たった。
15周年を飾る曲が「旅」だったのに、20周年の幕開けに披露された曲が「ホームスイートホーム」なのもよかったな。旅路と家路。終演後に興奮して「これからジョイサウンドブースいって今日のセット全部歌う!」ていったら前歩いてた知らないお兄さんにやさしく微笑まれた。ははは。問答無用のベストアクト。

星のラブレター / そばにいたい / 帰ろうかな / からたち野道 / ブランカ / 真夏の奇跡 / 神様の宝石でできた島 / 24時間の旅 / My Sweet Home / 風になりたい / 島唄

bonobos@red star field
コジローくんがいなくなってから初めて見るのだなあ。ギター誰かと思ったら、ヒックスヴィル小暮さんだった!しかも使ってるギターがRolandのG-909で卒倒しそうになった。あのギターを真顔で使う人が石田ショーキチ以外にいるとは。HAKASE-SANもいたので、シモテのメガネオヤジズにもう釘付け。ボノボのライヴを見るたびに感じてた、ラヴ&ヘイトの入り混じった違和感みたいなものがきれいさっぱりなくなっていてよかった。フェス仕様でポップな楽曲が多いせいもあったかもしれないけれど。あ、マイティシャインのライヴアレンジがとても素敵だった。音源より数倍グルーヴィー。

■吉川晃司@sun stage
ボノボのMC中に地響きのような唸りが聞こえたと思ったら、初っ端からBe My Baby→モニカだったらしい。ブギャー!サンに戻ったら、ちょうど切なさを消せやしないで絶叫。スクリーンに抜かれる横顔とかがいちいちかっこよくてうっとり。なんだかんだいいつつ第一線でずっとやってるスターはすごいわ。モニターに足掛けて、ぐらっと来て落ちてモニター蹴りとばすとことか。たまらん。ラストはしっかり旋風脚でシンバル蹴り飛ばしてました。ラヴ。あ、キーボードがホッピーさんで吹いた。ようよう考えるとアベとホッピーさんてすげえバンドだったのな。

Thee Michelle Gun Elephant@red star cafe
これまでの出演映像から抜粋された40分ばかりの上映。まさか「石狩は日本のサンフランシスコだー!」が聞けるとは!おきゃくさんがなぜかずっと体育座りしてて、これが面白くてしょうがなかった。はじっこまきこんで踊ってたけど。でも、最後に無音になって、きれいなスチルをスライドショウにして【R.I.P 1966-2009】なんて演出はちょっとおセンチに過ぎやしないか。オーディエンスが一瞬にして静まり返って息をのむ音が聞こえたもの。

Little Tempo@red star field
深夜のリトテンなんて寝ちゃうかもー、なんていってたやつだれだ(はい)。ややおセンチになった気分をぶっとばしてくれるようなご機嫌なステージでした。Over the Rainbowが聞けて嬉しかったなあ。スティールパン倍音ってどうしてあんなに魅惑的なのか。調子に乗ってぶっとばしすぎて、時間が余ったのでもう一曲。すっかり体もあったまって、この日は終わり。