MONA ROCK CARAVAN 2008 at 池上本門寺

huili2008-01-27


いったん家に帰るつもりで横浜まで戻ったのに、よくよく考えると集合時間に間に合わないのだった。タクシー乗り場で衝撃の事実に気がついてそのまま池上へ。せめて改札出る前に気づこうぜ…(朝焼けの魔物あらわる)。

MONA ROCK CARAVALは、下北沢モナレコード主催のライヴイベント。ベンチのある大きな本殿で、お釈迦様のまえにステージを作る。普段は中まで解放していないので、搬入中もガラス越しに手を合わせる人がいて不思議な気分。

ここのお寺は、日頃から会館で土曜の夜にジャズライヴやったりして、開かれたお寺をつくるという意識が強いみたいだけど(物販でTシャツ売りたいので場所をください、と言われた時は流石に驚いた)、いつもおなじみのバンドたちが寺でやるっていうのはなんだか不思議な気分。友達のかわりにぽこんと手伝いに行ったのだけど、出演者サイドにやたら知った顔が多かったり、誘導やってたら予想外の友達に出会ったり。そで振り合うも他生の縁、とはよくいったものであります。
ライヴを見られたのは湯川潮音を半分くらいとHARCOにーちゃん。潮音ちゃん、はじめてライヴを観たのだけど、彼女の声はすごいな。少し古くさい、70年代のポップ/フォーク・シンガーみたい。なんていうか、とーべんさんの娘だってのがすごく納得がいきました。

HARCOにーちゃん、なんだか「ずいぶん立派になって…」と感慨深い。冒頭の2曲をグランドピアノで弾き語りしたのだけど、静かで温かい空間に生音が満ちていくのが本当に気持ちよかった。歌、うまくなったなあ。昔、ライヴの最後をかならず「一分の一の地図」で締めていたことがあって、でもかならずどこかでミスっていたことを思い出す。5回くらいやり直した事もあったっけ。そんなことを思い出しながら、ふわふわと楽しみました。毒々しいポップさを脱いでからは少し遠巻きに彼を観てたけれど、やっぱり好きだわ。3月のワンマンには行こうかしらね。