ふかふか

huili2008-01-25


公共図書館にあるベストセラーの単行本が好きなのです。ビニールコートにもかかわらず角は落ち、背表紙はぱっかり浮き、本文の紙も何度も何度もめくられることでかさばってくたびれて、なんだかふかふかした本。どれだけ年代が下っても、ただの古本ではなかなかこうはいかない。何十回も、何百回も読まれたことが透けて見えるのがいい。図書館に収蔵されていても、そうじゃないもののほうが多いだろうしね。

再読するかはともかくとして、本は手元に置きたい派なので(やっかい)あんまり図書館に足繁く通ったりはしないのだけど、たまに借りてくるとやっぱり好きだなあ、と思う。

と、いうわけでふかふかの単行本と珈琲を手に過ごす金曜の夜でありました。至福。