上半期ベストアルバム、にまい。

今月ってものすごくたくさんCD&iTSで買ってる気がするけど(クレジットカード請求額調べ)全然ログをとっていない。いかんなー。ここんとこはフライング気味に手に入れた0627リリースの二作、ASH / Twilight of the Innocents と くるり / Tanz Walzer を交互に聴いてばかり。それぞれにまったく違う手触りではあるけれど、どっちも今の自分にしっくりくる。幸せです。

タイトル通り、いい意味で「もう若いだけじゃない」て印象を強く受けるアルバム。個人的には2001年リリースのFree All Angelsぶりのご無沙汰(再会、そして熱烈な恋に落ちる、というパタン)だったので、6年という時の長さを思う。メンバーも結成当初の3人に戻って、ほんとうに自分たちの鳴らしたい音を詰め込んだ、世間の流行とかムードとかそういうものを全部とっぱらった名盤。ひとつひとつの音はえらく骨太だし、ティムのメロディは相変わらずキラキラ輝いてるし。弦楽器を全面にフィーチュアして、I'm Still Breathing My Heart's Still Beatingと繰り返すタイトルトラックの広大さに震えます。

ワルツを踊れ Tanz Walzer

ワルツを踊れ Tanz Walzer

全編を通して感じるこの懐かしさはなんなんだろね?オーケストラの響きなのか、異国のリズムなのか、メロディのひとひねりなのか、どこかで耳にしたクラシカルなアレンジなのか。とにかく、やさしくて心地よいです。ダウンロードで買ったので歌詞を目にしてはいないのだけど、なんだかもうどう形容したらいいか。CLOCKとSLOWDANCEの鮮やかさに震えています。うん、たしかに今年のツアーはホールだわな。そしてどうしても「タンツァー・ワルツ」とタイトルを言いまつがえます。ドイツ語履修者とは思えない。

ふと思ったけれど、どちらのバンドもメンバーの脱退とかいろいろのあとの、 "(just like)Starting over" な意味合いを持つ作品なのだね。より自分たちの純度を高めようとするか、まったく今までにないものを取り入れようとするか、という違いはあれど。来月はASHもくるりもライヴで見られる!考えるだけで動悸がします。ふはー。