コネクティング・ワールド @ ICC

祝!再オープン。なぜ真っ昼間から都庁なんかにいたかというと、午前の研究日を使ってICCを目指していたので。開館と同時に入ったのに、なぜか団体さんが二つもいらしてごったがえす館内。平日午前は穴場だと思ったのになあ。とほほ。

「コネクティング・ワールド」というテーマの基に、「翻訳」をモチーフにした作品がふたつもあるのがなにか印象的。つながりゆく世界に最後まで残るものは ことばのちがい、なのかなあ。もちろん単純に言語差だけではなく、ね。

えらくプリミティヴなピタゴラ装置的な映像、「事の次第」は、あまりに人の手が介在しなさすぎて気持ち悪くなった。カメラワーク的に「おや、今のカットは?」というところもあるけど、全部で30分もあるんだもの!火の鳥望郷編で牧村氏たちが立ち寄った、秩序の狂った小惑星を見ているような気分。怖い。


奥の展示室が常設の無料展示に変わっていて、半分は収蔵品、半分は進行中のプロジェクト展示。バーサミアンの"Juggler"とかスコット=ソーナ・スニッブの"境界線"とか大好きなので、ひとやすみしにくるのもいいかもしれない。今回の企画展は半券で無料なので、もうちょっと空いてるときにもう一回いこう。