最近読んだ本
- きょうの猫村さん 1 … らぶりー。猫村さんが猫である必然性は全くないのだけど(主人公なのに)エンピツさらさら描きのユルい雰囲気と、市原悦子並の家政婦っぷりが違和感を通り越してステキ。読み終わるまで気づかなかったけど、以下続刊なのね。くくく。
- いとしい (幻冬舎文庫) … 読み始めと読み終わりでまったく手ざわりの違う物語でびっくり。「流しの下の骨」みたいんかと思ったのに。ミドリ子、という少女の名前が、学年の生徒の名前の語感にとても似ていて、最後までその子のイメージをぬぐえないまま。そのせいかあんまり好きになれずじまい。「紅郎」という名前だけ気に入った。こうろう。
- あるようなないような (中公文庫) … こないだ読んだのより古いエッセイ集。まだあのゆるゆるとした文体ではなくて、なんていうか、ちょっとブンガクっぽい感じがして新鮮(でも書かれている内容は「贋の誕生日を決めた」とかだったりする)。