建築展 at 赤レンガ倉庫

関東学院大学工学部建築学科の「建築展」にゆく。卒展的な位置づけの展示なのか。

大山さんのゲストレクチャー、どんな話をするのかなあと思っていたら、自己紹介がわりに団地だのジャンクションだの工場だのおしゃれ染めだのうかれ電飾だのうちっぱなしだの改札生け花だの消えた赤だの歯医者キャラだの共食いキャラの波状攻撃で、15分ですっかり観客の度肝を抜くといういつものパタン。最終的には団地と高架下建築とジャンクションと「どこまで東京」を語り倒しての2時間でした。おみごと。建築の徒が高架下建築をどう思ったのか、ちょっと聞いてみたかったなあ。

展示を見て思うのは「建築」ってほんとうに境目のない学問なのだな、ということ。「図面を引いて設計をする」というテクニカルな部分はごく一部でしかなくて、周辺環境や地域の様子とか使い手の心情とか思想的な背景とか直面している課題とか、そういったすべてを勘案して「設計」というかたちで答えを出そうとしてるのか。いくつかの展示は学生さんと担当の先生から直接話を聞けたのだけど、その二者の時点ですでに着眼点が違うのがとても興味深かった。なんだかふしぎ。

晩ごはんに三陽まで行ったら、知らぬ間に出来てた御用邸に案内された!本店のあの渾沌ぶりがうそのような小綺麗さに二度びっくり。せっかく三陽に足を運ぶのだったらロイヤルシートにご案内されたいものだけど、餃子もとりねぎも変わらぬ味。たのしい夜でした。